KDM001

KDM001は今までのTEP_Pの商品、CSMD001、SIUCのステッチダウン製法と違いカリフォルニアプラット製法（以下プラット製法）を採用しています。

ステッチダウン製法と同様に屈曲性に優れて日常のちょっとそこまでのお供にご使用いただけると思います。

今回は今までの商品と違い制作上、靴型を使用します。

通常、セメテッド製法やRENDOで採用しているグッドイヤーウェルト製法はアッパーと中底を靴型に沿わせるつりこみと言う作業を行うため、靴型を使用します。

この製法ではプラットフォームとアウトソールを接着する際に使用し、アッパーとライニング（裏革）をアッパーの縫製時に縫い付けるため、縫製の終了時点でつりこみ作業を行う必要がなく、縫製終了の時点で完成の靴の形に近い状態になります。

先に上げた2つの製法と大きく違う点はつりこみ作業の有無で、つりこみ作業は靴型にアッパーをそわせる際に専用の機械で革をひっぱり、形を出す為、綺麗な靴型をの形が出る反面、その靴自体が硬く上がりがちです。

今回のプラット製法はつりこみ作業がない分、全体的にソフトに仕上がり、また中底の素材に柔らかな素材を使用することが出来るため、屈曲性の良さが魅力です。