皆様こんにちは。暑いですね。長い夏が始まろうとしていますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。 今回はこれから夏ということもあり、RENDOのローファーモデルが誕生した経緯と現在アップデートしている内容についてお話しします。
■ No.2701 誕生の経緯
RENDOのスタート当初は、レースアップモデルを中心に展開しており、多くの方にご好評をいただいておりました。時代の流れとともにドレススタイルからカジュアルスタイルへとシフトが進み、脱ぎ履きしやすいローファーの需要が高まっていた時期、お客様からのご要望を受けて誕生したのがこの「No.2701」です。
近年も、コロナ禍が明けたこともあり、店頭ではローファーをお求めになるお客様が増えてきた印象があります。
そうした背景を踏まえ、「もう一度見直してみよう」ということで、現在このモデルのアップデートに取り組んでおります。
■ 2701とアップデート中の1stサンプルの比較
それでは2701と現在アップデート中の1stサンプルを比較しながらどこが変わったのか見ていきましょう。
◎ 木型の見直し
これまでの2701は、甲の高さをやや低めに設定しており、フィット感が高い一方で、長時間の着用で甲が痛くなるというお声もいただいていました。今回の1stサンプルでは、甲の高さを3mm高くし、よりゆとりをもたせることで快適性を向上させています。
◎ デザインの変更(3点)
1.タンとバンドの位置調整
ローファーのタンおよびバンドの位置をやや下げることで履き口が広がり、より足入れしやすい設計に。またバンドのステッチが裏革まで貫通していた従来仕様に対して、今回は貫通させていないため甲にテンションがかかった時に多少のストレッチが効いてくれると思います。
2.履き口の仕様変更
従来はテープ仕上げでしたが、今回はビーディング仕様に変更しました。テープはしっかりしたホールド感がある反面、足の骨が出ている方や扁平足の方には痛みが出やすい傾向がありました。ビーディングに変更したことで、足当たりがよりソフトになっています。
3.モカの仕様変更
見た目に関わる点ではありますが、モカのラインを広げ、縫い割りモカを採用しました。ラインを広げることでカジュアルな印象を持たせつつ、シンプルな縫い割りで全体のバランスを整えています。
■ 着用トライアル中です
現在、スタッフが1stサンプルを実際に着用し、トライアルしている段階です。従来のものより柔らかい印象で快適性が向上しています。
また人それぞれ足の形や好みも違うと思いますので、前の方がいいなと思うお客様もいると思います。それぞれ良さがあると思うので僕はいいと思います!今後さらに細かな点を修正し、次のRENDO展示会でお披露目予定です。ぜひ、旧モデルとの履き比べを楽しみにしていただければと思います。 宍戸
※展示会の日程や詳細については、改めてご案内いたしますので、今しばらくお待ちください。