春に出張した海外も含め、夏は暑い中、自転車(たまにベスパ)で工房近くの材料屋さんやバックや財布用の金具材料屋さんが多い浅草橋から蔵前まで探し回りました。実際に購入した幾つものサンプル品の中から、サンプルアッパーに取り付けてみて全体の雰囲気を見ながら吟味。最終的には、小ぶりで上から見ると少し楕円がかった丸みを持ち、横から見ると若干丸くテーパーの掛かった形が特徴のバックルに落ち着きました。
決定したバックルをもとに、そのサイズ感、ベルトが通る部分の幅、アングルなどを意識しながらパターンを調整し直し、アッパーを再製作。そのバックルを取り付けた最終サンプルは、次の工程のため工房を一度離れ、工場に進みます。