本日、成人の日
新成人の皆様おめでとうございます。
本文は成人式にどういった靴を履くべきなのかというものではなく
私と靴の思い出について書いてみようかと思います。
まずは成人式の話を
もう20年近く前の話ですが...
20歳を迎える私に祖母から一言
「これから大人になると、人前に出ることが多くなるんだから身だしなみはきちんとしなさい。そして靴は人様に見られるから1つ良いもの持っておきなさい。おばあちゃんが買ってあげるからお店に行ってきな」と言われ、町のオシャレショップへ自転車を走らせた事を記憶しています。
写真のワインレッドの靴ですが、当時この靴の何が良いとはわからず店員さんに勧められるがままに購入したのを覚えております。
今となって思うのは祖母が期待していた良い靴とは少し違っていたのでは(内羽根黒一文字だったかな)と思う事がありますが、孫が買ってきたもの口出しする事も無く笑顔で見守ってくれていました。
しかしこの靴は少なからず私をこの靴業界へ引き込んだ原因の一つであり、サイズが合わなくなった今でもずっと処分することのできない思い出が詰まった靴の一つです。
そしてもう一つあげるとすれば、このお店をオープンした時におろした。RENDOの7701です。この靴の事を語り始めると止まらなくなるので今日はやめておきます。聞きたい人は店舗に行って質問してみてください。
この靴も様々な思い出が詰まっていて、そして今後思い出が増えていく靴の一つです。
普段店舗にて接客して思うことの一つに
何かの記念日に靴を買う方がいらっしゃいます。
「自分の結婚記念に買いに来ました。」
「4月から社会人なんで就職記念にちゃんとしたものが欲しくて」
などなど理由は様々ですが、そう言っていただけると販売員として、作り手として非常に嬉しい瞬間です。
今後もお客様の思い出作りのお手伝いをRENDOができるように努力しようと気を引き締めた38歳の成人の日でした。
ちなみに私の成人式は故郷の徳島へ帰ろうと、あの靴を持って羽田空港に向かいましたが、空港にて飛行機は欠航だと告げられ
涙を浮かべモノレールに乗り帰宅したのは今となっては良い思い出です。