ホーウィン・シェルコードバン、革製品好きなら一度は耳にしたことがある名前ではないだろうか。革の最上級のなどと言われ、うちのお店でもお客様よりしばしば問い合わせのある素材の一つである。しかし現在RENDOでは取り扱いはない。どうしてかと言うとこの革、とにかく高い、もう1回とにかく高い。2度言ってしまうぐらい高価な素材なのである。
私自身コードバン好きですか?と聞かれたらどう答えるだろうと考えてみた。たぶん好きでも嫌いでもないと答えるだろう。1足数年前に購入した事があるが、それ以降購入する事はなかった。
そんな私自身のコードバンのへの思いはさておき。万双さんより今回福岡で一緒にイベントするにあたり「何か一緒にやろうよ。」とお誘いを頂いた。以前より素材コラボとして2度商品をリリースしたことがある。うちは靴(靴に関するもの)向こうは革小物で同じ革を使用し自分たちの商品を製作した。
やろうよと言うお誘いに良いですねと言ったらもう最後。時間もないので急ピッチでで企画は動き出した。承知した2日後には万双さんのコードバンのストックを見に伺いその場で2枚持ちかえった。以前、RENDOでシェルコードバンを扱ったことはある。現在取り扱いが無い理由は、その靴の上りに満足いかなかったと言う訳ではない。むしろその逆で出来は満足感が高いものであった。ではなぜ現在取り扱いが無いのかと言うと、価格の高騰、確保する事の難しさこの2点が大きな原因でる。そしてそれに加え、私自身の複雑な思いも少しではあるが関係している。
その複雑の思いとは?それはコードバンと言う素材の魅力いや、魔力と言えばよいだろうか。コードバンと言う素材はそれ自身に独特の性質、雰囲気がある。そしてそれを利用しより良い雰囲気のものを作ると言う考えがある。その一方で、私自身のようにその力をあえて使わず靴を完結したいと言うわがまま思いが存在する。何を言っているのか分かりにくいと思う。率直に言うと、コードバンの靴と言われたく無いのである。あの素材はそれで靴を作るだけで、何となく良い雰囲気を醸し出す。他の靴自身が持つ良い部分を全て持っていってしまう印象がある。どんなデザイン、どんな仕様を駆使してでも結局コードバンの靴として着地してしまう。いや実際はそんなことはまったくを持って無い。そんな事は百も承知であるのだが、いろんな素材で長い間靴を作っていると、この素材にはそのような魔力的な部分がある事を認めざるを得ないのである。そう言う理由でどうしても作る側としてこの素材に対して斜に構えた態度を取ってしまう。
これは幼少期からサッカーをやっている私にとって、最後に点を取った選手(特にオフェンス)が全て持っていく感に似ていて。何もかも最後にかっさらい、その試合のヒーロになってしまう。私にとってコードバンとはそういう存在なのである。そしてすでにお察しだと思うが私はディフェンスの選手であった事は言うまでもない。そんな私の中にあるコードバンとの関係がもやもやしたままサンプルは上がってきた。
上がった靴を見てひと言「いいねえ〜」分かってた。結局良いんです。普段見慣れているはずのわがGB001があの子東京に行ってなんだか垢抜けちゃって感がでてくるからまあ不思議。やっぱこれだから好きって率直に言えないでいんだろうなと。もうすでにコードバンの魔力にかかってしまっている自分がおりました。
RENDO×万双 コラボ商品
GB001 ホーウィンシェルコードバン
人気の高いNo.8(バーガンディー)とブラックを
各色限定5足ご用意いたしました。
※今回はGB001のみの受注となります。価格:165,000円(税込)
納期:4カ月
※こちらの商品は福岡でのオーダー会から受注スタートなります。
RENDO×万双 オーダー、販売会
日程:2022年03月24 日(金)〜26(日)時間:12:00〜20:00(最終予約19:00)
※24(金)は13:00〜となります。
場所:トレザイール
〒810-0023 福岡市中央区警固 2-12-12
警固丸ビル 206 号
※レンタルギャラリーとなります。
今年も予約制にて対応させていただきますが
昨年と違い、他のお客様がご予約の際もご来場いただけます。基本ご予約のお客様を優先させて頂きます。来場予約サイト:https://airrsv.net/rendo/calendar
今年も多くの方にお会いできる事を楽しみにしております。
