気がつけばRENDOの顔になりつつあるGB001
本日はこのモデルついて詳しくご紹介してみようと思います。
そもそもなんでGB001通称GBが生まれたのだろうと思い出してみると。
RENDOが2013年にオープンして一年ほど経った頃でしょうか?
いまとなっては記憶は曖昧ですが、平日のお昼ごろオープンしてさほど時間は経ってなかったところだと思います。年は50代ころの紳士がふらりと来店されました。
うちの既製品(770ラスト、4品番のみ)を眺めて一言
「いい靴だね…でもこういう靴、俺一杯もってんだ。」
「もうちょっとモカシンみたいなカジュアルな靴やんないの?」
「J社のゴ〇フみたいなさあ」←名前は自粛させていただきます。
「おたくの靴、なんか足に合うみたいだからさ。」
「その設計でカジュアル靴作ってよ!!」
そんな靴トーク2,3続けたあと、紳士は去っていきました。
実はその後、そのお客様がお店に来店されたどうとか分からないのですが、そんな会話がきっかけで自分の中でカジュアルシューズ、良いじゃないと言う気持ちが生まれたことは間違いありません。
何気ない一言から新たな扉が開いた瞬間でした。そんな出来事があってGBの制作はスタートしました。
あとGBと言えば記憶に残る出来事は、今では知る人は少ないと思いますが、旧モデルがあったことです。
1ロット程度しか生産していなかったので購入された方はかなり貴重かもしれません。
特別、お客様から指摘があったわけではなかったのですが
爪先の芯の強度が弱く、私自身が使用していた靴のつま先が少しへこんでしまった事が原因で生産を中止してしまいました。
知人や使用されたお客様で問題があると言う方はいらっしゃらなかったのですが、他の部分も変更したいと言う希望もあり一度、モデルチェンジを行いました。
それから現在のモデルが出るまで1年以上かかり、お客様にいつになったらリリースされるんだと、お指導ご鞭撻をいただいた事を昨日の事のように思い出します。
そんなこんなあり、またコロナ禍と言う荒波の中を潜り抜けGB001はRENDO のベストセラーとなっていきました。
今日はこの辺で終わりにしまして次回はなんでGB001のGBってなんですか?などGBの魅力について語ってみたいと思います。是非お楽しみに